千葉セクション問題

「チバニアン」GSSP申請論文における特定不正行為の告発と、その後の研究機関の回答について

千葉セクション問題

2020年7月30日に本協議会が提出した特定不正行為の告発状につきまして
情報・システム研究機構(国立極地研究所)および茨城大学から回答を頂きましたので公開いたします。

2020年9月1日:情報・システム研究機構(国立極地研究所)の回答はこちら
2020年9月1日:茨城大学の回答はこちら

この両機関の「本調査は必要なし」との回答に対して、本協議会は2020年9月18日付で両機関に対して見解を述べました。

2020年9月18日:両機関の回答に対する本協議会の見解はこちら

本協議会の見解に対する両機関の返答は以下の通りです。

2020年11月6日:情報・システム研究機構(国立極地研究所)の返答はこちら
2020年10月15日:茨城大学の返答はこちら
※茨城大学からの返答は研究・社会連携部研究推進課からのメールで送られ、学長および予備調査委員会の名前は書かれておりません

これらの返答を受けて、本協議会は予備調査委員会の調査内容の検証のため
両機関の予備調査に関わる規定に基づき、予備調査委員会の調査資料(議事録を含む)の開示請求を行いました。

2020年11月20日:情報・システム研究機構(国立極地研究所)への請求文書はこちら
2020年11月20日:茨城大学への請求文書はこちら

本協議会の開示請求を受けて、両機関から予備調査資料が送付されました。
2020年12月10日:茨城大学の予備調査資料はこちら
※他にも本協議会が送付した告発文書と関連資料が参考資料として含まれておりますが、割愛しております
2020年12月24日:情報・システム研究機構(国立極地研究所)の予備調査資料はこちら
※参考資料1~5は本協議会が送付した告発文書、告発対象となった論文、情報・システム研究機構研究活動不正への対応に関する規定であるため、割愛しております

また本協議会では、チバニアンの審査を実施した国際地質科学連合(IUGS)の日本委員会である日本学術会議地球惑星科学委員会IUGS分科会による「科学的にも問題がない」という声明、及び茨城大学による予備調査資料の公開を受け、2020年12月23日付で日本学術会議会長の梶田隆章氏宛に文書を送付いたしました。
内容は
・告発対象となった論文の捏造・改ざん行為がなぜ為されたのかの説明
・「結論に影響を及ぼさないから不正行為ではない」という両機関の予備調査委員会の回答およびIUGS分科会の
 「科学的にも問題がない」という声明が学術的に正しいものなのか、過去の研究不正の事例と比較して疑問を呈する
等になります。